入学の申請前に決めておくこと…選択科目をどうしよう?

近畿大学通信教育部の司書コース特設ページ
https://www.kindai.ac.jp/tsushin/course/subject/library-librarian/special/

近畿大学の通信教育部では、各地で説明会を開催していますが、私は諸々の事情で、参加するタイミングがありませんでした。(って、単に、急遽受講を決めたからなんですけど…)

で、直接聞けずに「これ、どうなんだろ?」となったことの一つが選択科目です。というのも、入学申請の際には、選択科目もあわせて申請する必要があるからです。

三つの選択科目から、二つを選ぶ

通信教育の司書コースでは、必須科目22単位(11科目)と選択科目2単位(2科目)を取得することで司書の資格が得られます。
必須科目はそのまま受講すればいいのですが、問題(?)は選択科目で何を選択するか、です。

  • 図書館・図書史
  • 図書館実習
  • 図書館サービス特論
  • 図書館情報資源特論

四つの中から二つ選ぶのですが、この中で、図書館実習は別格です。
実習を受けたい人は、まずは必須科目すべてに合格することが必要なのです!そして、その後に受ける図書館での実習時間は45時間!しかも、実習を受け入れてくれる図書館を自分で探し、自分で交渉するんです!実践には大いに役立つと思いますが、私は…ねえ(苦笑)

とすると、残るは三つ。といっても、内容がわからなければ、選びようがないんですよね。
そこで近畿大学のシラバス(外部公開用)で、それぞれどんな科目なのかを調べました。

2020年度版から一部引用しますと、

図書館・図書史
記録媒体の変遷や、日本と外国の図書館の興亡を古代から現代まで概観し、「図書館が存在」することの文化史的意義について理解する。歴史は「今」につながる。今日の図書館基盤形成を再確認し、未来の設計図を作成する手がかりとする。

図書館サービス特論
公共図書館が近年導入している課題解決支援サービス、非来館型サービス、障がい者サービス、多文化サービス等の取り組みについて、歴史や具体的な事例をもとに考察していく。

図書館情報資源特論
この科目は、図書館における情報資源にはどのようなものがあるか、その内容とそれぞれの特質を理解することにある。そして、さらに図書館資源のそれぞれの生産・流通、選択、収集、保存についての基礎知識を習得することを目的とする。

という感じです。(引用か所はそれぞれ違います)

詳しい内容は、図書館司書コース・カリキュラムのページにあるリンクから「シラバス検索」のページに入り、学科名で「通信教育部」を選んで、各科目を確認してみてください。あ、学科は「司書過程」ではないのでご注意を。

余談:私が学生だったころは、シラバスではなく「講義概要」などと呼んでいた気がしますが、いつから横文字になったんだろう…と思ったら、レファレンス協同データベースにちゃんとありました(笑)こういう調査も司書の仕事ですね!

ちなみに私は、シラバスを読んでも選べませんでした。そもそも基本的なことがわからないからなあ…

そこで今度は、近大司書コースを修了した方々の口コミをネットで探しました。
すると、苦戦の声が多く見受けられる科目があったのです。

苦戦する人が多い科目…。言っちゃっていいかな。えーと…科目名に「サービス」「特論」の両方が入る科目、です。なんでも、レポートがなかなか通らないと。

もちろん他の科目でも、レポートの再提出自体はよくあります。でも、入学後にKULeD(学生用掲示板)を見ても、この科目では3,4回の再提出も珍しくないようで、選択した皆さんの阿鼻叫喚が…。これはしんどいな…。

もっとも、先生や教科との相性もありますから、すんなりOKがもらえる人もいるでしょう。が、できれば安全な道を歩きたい(笑)

ということで私は、残る二つの科目を選択しました。

ちなみに個人的な感想を述べれば、全科目の中でも特に興味深かったのが、この時選択した「図書館・図書史」でした。へーっ、と思うことが多かったです。
まあ、司書の仕事自体には、直接的にはあまり関わらないかもしれませんが… なんといいますか、自分が感じる「重み」が違ってきます。この感覚は、モチベーションを保つには重要かな?

タイトルとURLをコピーしました