前回、近大司書コースでは最短半年で司書資格が取れると書きました。
が、実はこれ、普通に受講していてはちょっと難しいんです。「普通」というのは、例えば4月入学なら4月、10月入学なら10月からゆっくりスケジュールを考えているようでは、ちと遅い。
というのは、初回のメディア授業に間に合わなくなってしまうからです。(あ、一定期間通学できる人は、メディア授業ではなくスクーリング授業も受けられるのですが、ここでは一切通学せずに資格を取る場合のハナシです)
順を追って説明しましょう。
メディア授業は、他の科目とは扱いが違う
近大の司書コースは基本的に、教科書や参考書で自習しつつ、レポートを提出し、その後科目終末試験を受けるという流れになっています。
ここで大事なのは、まずはレポートを提出すること。未提出の人は試験を受ける資格が得られません。ちなみにレポートの合否は問いません。後で再提出になっても試験は受けられます。
なお通常の教科の場合、終末試験で一度不可になっても、二か月後には再度同じ教科の試験を受けることができます。(スケジュールのやりくりが必要になるのですが、それはまた後ほど)
ところが、「情報サービス演習」と「情報資源組織演習」の2教科で行われるメディア授業は例外です。この2科目は、開講期間中に視聴できるオンデマンド配信の動画を各自受講し、その後に最終試験を受けるのですが、この手続きがちょっとややこしい。
メディア授業が申し込めるのは半年に一度だけ、しかも…
まず、メディア授業を受講できるタイミングは年に2回(5月からと11月から)しかありません。
さらに受講申請には、演習科目の基礎にあたる二科目、「情報サービス論」と「情報資源組織論」のレポートを提出する必要があります。これらのレポート提出をもって、それぞれの演習の受講資格が得られます。(こちらもレポートの合否は問わず、まずは提出すればOK)
さらにさらに、もっとも難しいのが、初回の受講申請の締め切りがやたらと早いこと。2020年度の場合は4月15日と10月15日、つまり半年で修了を目指すなら、入学して約2週間後にはレポートを二つ提出しなければ、申請に間に合わないのです。※2020年の場合です。今後変わるかも?
この初回を逃すと、次の開講は入学の7か月後で、最終試験は10か月後、そして合否判定は約11か月後。しかもこれで落とすと、半年で修了どころか、在籍を半年延長しなければならないんです…
ということで!
早く資格を取りたい人も、1年で無事終えたい人も、まずは「情報サービス論」と「情報資源組織論」のレポート提出を最優先で!そして、忘れずにメディア授業の受講を申請しましょう!
ちなみに私は、教科書が届いたのが申請期限の3日前だったので、あきらめました…トホホ(涙)