他の人の「合格レポート」は参考になる?

“Book” by Kamil Porembiński is licensed under CC BY-SA 2.0

近畿大学通信司書で勉強を始め、まずはじめにぶつかる壁は、「レポートについて」の諸々かと思います。・・・「かと思います」なんて書きましたが、私がそうでした(笑)。

で、ネットを検索してみると、「近畿大学司書合格レポート」などと書かれた先達のサイトが、結構あるんです。

今回のテーマは、こうした「人様のレポートは参考になるか、参考にしていいのか」というハナシです。

これは私見ですが。そうした公開レポート(?)は参考になる点もありますが、場合によっては、逆に痛い目にあうこともあります。多分。

どういうところが参考になるかどうすると痛い目にあうかについて、順に説明します。

まず前提ですが、近畿大学では他人のレポートを写すことを禁じています。コピーだと分かった場合、その科目は受講資格取り消しとなるそうです!これを念頭においてください。

なお大学側ではネット上の公開レポートも把握しているようで、時折KULeDにも警告が出ていました。

他の人のレポートで参考になるところ

私がレポートで戸惑ったのが、何を、どんなふうに、どこまで詳しく書けばいいのか見当がつかなかったことでした。ほら、何せ現役大学生だったのがウン十年前ですので…ゴホゴホ。

そんなときに他の人のレポートを見る(あえて「読む」ではなく)ことで、どの程度書けばいいのかが、なんとなくわかる。参考になる点は、これにつきます。

ただしその場合、いろんな人のレポートを見てみることをお勧めします。そうすることで、内容の濃さも文の洗練具合も、人によってまちまちなことがわかります。極論を言えば、レポートの原則を守ったうえで「自分なりに書けばいい」ということがわかると思います。

また、レポートに記された参考文献は大いに役立ちました。面白いレポートがあったら、その人が何を参考にしているかをチェックしてみるとよいかも。

他の人のレポートに関して、やってはいけないこと

「やってはいけないこと」というと極端ですが、これはやめたほうがいいよ、ということ。コピーは言わずもがな「ダメ!絶対!」ですが、「ちょっと参考に」というつもりでも、やらないほうがいい(と思った)ことがあります。

しっかり読み込むことと、プリントアウトすることはNGであると、実体験として(笑)申し上げたいと思います。

なぜなら、そうしたレポートを読んだ後、いざ自分の言葉で同じテーマを書こうと思っても、無意識に参考にしたレポートに引っ張られてしまうのです。特に「よく書けたレポートだな」と印象に残ってしまうと、そこからなかなか離れられなくなります。ましてプリントアウトなんてしようものなら、つい何度も読んでしまう…

ときどき音楽業界で「パクリ疑惑」がありますが、ああいうのも、記憶に残った楽曲に無意識に似てしまうってことなんだろうなあ、などとずいぶん遠い業界のことを連想してしまいました。

レポートは自分の言葉で書くことが重視されます。他人のレポートどころか参考文献でさえ、提出後に「××と酷似しています」と指摘され再提出…ということもあるとか。(それで悩んでいる書き込みがKULeDにありました)

もし他の人のレポートを参考にするなら、「サッと一読する」という程度で留めておいたほうが、むしろあとあと楽なんじゃないかな、と思います、経験者として(笑)。

あとは、たくさんの参考文献を読み込んで、自分で理解を深めれば、他の人のレポートを読んでも「似てしまう問題」は起こらないかもしれません。とはいえそこまでできるなら、そもそも人様のレポートをあてにする必要もないでしょうけど!

タイトルとURLをコピーしました